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篠原 一之 しのはら  かずゆき

  • 長崎大学大学院教授
  • 小児精神科・心療内科医師
  • 株式会社マザー&チャイルド代表取締役
講演内容
教育・進路/ライフスタイル
生年月日
1957年4月1日
講演可能地域
  • 全国
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育児や出産、子育てに役立つ脳科学~ホルモンに纏わる美と愛の関係まで

長崎大学医学部卒業、東海大学大学院博士課程終了後横浜市立大学、バージニア大学等を経て、現在、長崎大学大学院神経機能学教授。また、小児精神科・心療内科医師でもあり、臨床現場の声にも日々耳を傾けている。フェロモンや香りによる女性のうつや不安の緩和法、乳幼児行動・母性行動などを研究テーマに、自身が代表取締役を務める株式会社マザー&チャイルドでは、医療応用を目指した、乳幼児の表情や泣き声で気持ちを判断する「感情翻訳機」や、母親向けの子供の個性を生かした育児支援プログラム(胎児~乳幼児)、母親や子供をリラックスさせる天然由来匂い成分を提供。

経歴・職歴

1984年 長崎大学医学部医学科卒業。
     国立精神神経センター研修医。
1990年 東海大学大学院医学研究精神科学修了。
     東海大学医学部精神科学教室助手。
1993年 北海道大学医学部第2生理学教室助手。
1995年 横浜市立大学医学部第2生理学教室講師。
1997年 オランダ、グローニンゲン大学、客員講師。
     米国、バージニア大学、客員講師。
2001年 獨協医科大学生理学(液性統御)助教授、大学院医学研究科兼任。
2002年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻 病態解析・制御学講座
     神経機能学分野(旧生理学第二講座)教授。
2005年 株式会社マザー&チャイルドを設立。代表取締役を務める。

講演テーマ

「香りによる女性ホルモンに関連した精神的不調の代替医療」

女性の心は、女性ホルモンの変動に翻弄されて変化を強いられます。その結果、月経周期ごとに訪れる月経前緊張症、出産後に訪れるマタニティーブルー、加齢の過程で訪れる更年期障害等のメンタルな問題に苦しまねばなりません。そこで、脳機能やホルモン分泌を変える匂い物質についてお話ししたいと思います。

「母と子の五感を介したコミュニケーション:胎児期から乳幼児期まで」

近年、「子どものいじめ」や「切れる若者」に関する報道が後を絶たず、これら問題の根底には、子供のどうしのコミュニケーションが上手くいっていないのは明らかです。インターネットや携帯によって情報があふれている時代だからこそ、母子間の五感を介したコミュニケーションを科学し、育児に応用したいと考えます。

「親子の絆の脳科学」

人類において、「愛」を超える報酬はないと言われています。ここでは、「家族愛」の中でも、母性「愛」、父性「愛」、祖母性「愛」に加えて、思春期前後の男子の母親に対する「愛」の発達的変化について、神経・遺伝的基盤について概説いたします。

「匂いとアンチエイジング」

「匂い」は心身の健康や美容を増進する経験から、アロマセラピーとして代替医療の一つとなっています。精油を用いたアロマテラピーも人気ですが、科学的検証は必ずしも確立されているとは言えません。ここでは、女性ホルモン分泌メカニズムと変化によって生ずる症状を紹介し、その症状を匂いで改善する方法を提案します。

「愛の脳科学:恋愛、家族愛 」

「愛」は、パートナーとの間に築かれる恋愛・夫婦愛、世代を超えて築かれる家族愛(祖父母・父母⇔子)に大きく分けられます。ともに、子孫繁栄を目的に個体間に形成される陽性感情で、「愛おしさ」「心地よさ」「親密感」を抱くことで、時にはリスクや負担を伴いうる他者とも「絆」と呼ばれる特殊な関係性を形成できます。

実績

【講演実績】
日本タッチケア協会、ニューロサイエンス研究会、日本香粧品学会、日本アロマ環境協会、日本アロマセラピー学会、日本香粧品学会、
理化学研究所脳科学総合研究センター、筑波大学大学院、高知大学大学院、純心大学

【メディア出演】
<テレビ>
日本テレビ「世界一受けたい授業」「所さんの目がテン!」
NHK「解体新SHOW」「恋愛ゼミ」
朝日放送「やまとナゼ?しこ」

<新聞>
「東京新聞」「西日本新聞」「産経新聞」「長崎新聞」「日経新聞」

<雑誌>
「AERA With Baby」「日経ヘルス」「Health&Beauty Review」「日経サイエンス」

【その他】
<特許公開>
2008-107711「作曲支援方法」
2008-086669「妊婦を介して胎児に影響する映像及び音響の評価方法とその装置」
2007-249878「診断及び保育支援システム」
2007-106720「ストレス軽減剤」
2007-106719「新生児由来成分を用いたストレス改善用組成物」
2005-241428「卵巣ステロイドホルモンの動態を基準として分けられた特定の群に対して効能を示す物質のスクリーニング方法」
2005-089339「内臓痛緩和用組成物」
2004-339191「プロジェステロンの変化に伴う不快症状の改善用組成物」
2004-339154「性欲促進用組成物」

<国際特許>
2007/102505「乳児の情動を判定する方法、そのための装置とプログラム」
2007/043712「感情評価方法および感情表示方法、並びに、それらのための、プログラム、記録媒体およびシステム」


【保有資格】
医師免許

主な著書

  • 『赤ちゃんは何を伝えようとしているの?』(ソフトバンククリエイティブ)