12歳のとき突然プールサイドで脳梗塞を発症し倒れ左半身に麻痺が残りました。そこから1年間の闘病とリハビリが続き絶望にさいなまれるも、ある日シドニーパラリンピックの映像を見て再びプールに戻ることを決意しました。パラリンピックに出たい、という新たな目標は再び自分に生きる活力を与えてくれ、ただ、目指すものが出来たからこその挫折や苦悩、悔しい思いもまた数えきれないくらい体験してきました。しかしどんな現実からも逃げず、様々な壁を乗り越えることで、2004年アテネパラリンピック銀メダル獲得や世界記録の樹立、パラリンピック3大会連続出場など、第一線で戦い続けてきました。
パラ水泳競技のプロフェッショナルとして、競技のことについてや自身の半生、世界の壁に立ち向かうことへの信念や困難の乗り越え方、目標達成方法など、自身の経験を元にお伝えいたします。
1986年生まれ、京都府出身。
3歳から水泳を始める。12歳のときにプールサイドで脳梗塞で倒れ、左半身に麻痺が残る。その後1年間の闘病とリハビリの中で絶望感にさいなまれるも、シドニーパラリンピックの映像を見て再び水泳を始めることを決意。
立命館大学進学後、2004年アテネパラリンピックに出場し初出場で 銀メダルを獲得する。
2006年にはパラリンピックワールドカップ 50m背泳ぎで世界記録を樹立。
2008年北京パラリンピック、2012年ロンドンパラリンピックと計3度のパラリンピックに出場。
現在は株式会社シグマクシス所属のプロフェッショナルスイマーとして競技に取り組んでいる。
12歳の時脳梗塞を発症し倒れ左半身に麻痺が残りました。再びプールに戻る決意をした後も、パラリンピックという目指すものが出来たからこその挫折や、悔しい思いも数えきれない程してきました。パラ水泳競技のプロフェッショナルとして競技についてや世界の壁に立ち向かうことへの信念、困難の乗越え方等をお伝えします。