脳性麻痺という障害を持ちながら普通学級に通った講師が、自らの体験を交え人権・教育について語ります。
<参加者の声>
・信じる心を持って教育する。人を頼り助け合うことで仲間をつくる。素晴らしい先生の生き方、考え方にふれ、また新たに厳しさと温かさをもって教育に向かいたいと思いました。(教職員)
・ご両親の厳しさがどんなに深い愛情に基づくものかということを実感しまた。そして、そんなご両親に育てられた紺野さん、ものすごく心の強い大きな器の方だなぁと思いました。たくさんの経験が人生を豊かにし、人柄をつくるということを学ばせていただきました。(保護者)
・企業に障害者を雇用する義務があるのは知りませんでした。法律で決まっているから仕方なく雇うという企業はカッコ悪いです。できないことがあっても「お互いさまだよね」と言って支えあって働きたいと思います。(高校生)
1976年 「脳性麻痺による脳原両上肢機能障害(2級)」という障害を持って生まれる。「一生歩けない」と医師から宣告されるが、4年間の入院で歩けるようになる。小学校から普通学級に通う。
2000年 法政大学卒業後、一般採用で都内老舗ホテルに入社、購買部で5年間勤務する。
2006年 障害者採用で転職。従業員1800名の会社に入社、人事部に勤務する。
2015年 「全国・講師オーディション2015-100年後に残したい話-」にて、「奨励賞」を受賞する。
2016年 『障がい者の就活ガイド』(左右社)を出版する。
2018年 8月22日、朝日新聞「天声人語」で紹介される。
現在は、現役の会社員として働く傍ら、人権・教育をテーマとした講演を全国で行う。