旅する児童文学作家
優先順位は母、作家、妻。これに、新たにばあばが加わった。
メッセージは物語にくるんで、が信条。
1965年成城学園高等学校卒
同年上智大学文学部仏文科入学
1968年上智大学文学部仏文科中退
1972年 「絵にかくとへんな家」(あかね書房)出版
1973年、上記の作品で、日本児童文学者協会新人賞受賞
1982年、「ハッピーバースデー」(あかね書房) にて、野間児童文芸推奨作品賞受賞
2005年、「4つの初めて物語」(ポプラ社)で、日本児童文学者協会賞受賞
童話作家というと、夢があっていいですねと言われる。たとえ子ども向けの本でも、こちらは呻吟して書いている、では、なぜ児童文学に進んだのか。どんな時に、創作のアイディアが降ってくるのか。とかく子どもの国語力と結びつけられがちの日本の児童文学。でも、メッセージを物語に包んで差しだす児童書が好きなのだ。
成績が悪かったから、親に叱られた、いじめにあっていて、もう生きていたくないーー子どもの自殺が後をたたない。学校が辛かったら、不登校になれ。自殺だけはするな。お母さんお父さん、教員の方も、悩んでいる方たち多いだろう。私が受けた教育、得手に帆を上げろを紹介しつつ、現代に生きる子どもについt語りたい。
父は憲法学者佐藤功。父が60年以上前に、子ども向けに書いた「憲法と君たち」は幻の名著と言われていた。この名著復刻を各方面に働きかけ、2016年10月、時事通信社より新装復刻された。私も序文を書いていることからテレビ、全国紙などの報道に追われた。父の思い出をとおして、平和の大切さを語りたい。