「生徒の自主性を尊重し伸ばす」指導を実践

静岡県立稲取高校及び松崎高校で、進路指導主事として、進学・就職等の進路指導に携わりました。
高校生の就職が「氷河期」と言われた中での取り組みでしたが、「教師はある一面で『生徒たちにより良い情報、有益な情報を提供するサービス業』である」という観点から指導にあたりました。適切な情報提供と、様々な人と触れ合う機会を持たせることで、生徒達が「なりたい自分」と「なれる自分」をマッチングさせていくことを目指し、指導を行いました。最終的には「社会のニーズ、あるいは大学から求められる学力レベルに見合った人材」を育てることを念頭においています。
ただし、意欲のない学生の首根っこを無理やりつかんで進路を決めるようなやり方はせず、あくまでも情報を提供することで生徒の意識を高め、「生徒自身」が進路を選択するような取り組みを心掛けました。
今後も「学生の自主性を尊重し伸ばす」指導を実践していきたいと思います。

1959年、愛知県名古屋市生まれ
大手ゼネコン会社に6年間勤務した後、両親ゆかりの地である静岡県で教員として勤務
静岡県立稲取高等学校を経て、1997年に同県立松崎高等学校に赴任
1999年より進路指導主事に就任し、長年にわたって「進路未定者ゼロ」を実現（～2007年3月）。学校・地域・保護者が一体となって学生たちの自主性を高める指導が全国的に注目を浴びる
2006年度、文部科学省「高等学校におけるキャリア教育の推進に関する調査研究協力者会議」審議委員に就任。イギリス「キャリア教育」調査研究団 調査研究委員
2007年より文教大学専任講師
2009年より准教授

何のために学び、働き、生きるのか