日本とオーストラリアの大学で教鞭を執り、多様性・ダイバーシティ・多文化共生、文化のグローバル化と国際交流などについての国際的な研究活動を展開。デューク大学、EU大学院、ボローニャ大学、 シンガポール国立大学、オスロ大学、ハワイ大学、延世大学など世界各地の大学から客員教授として招聘される。
論文参照のインパクトを基にした2022年のスタンフォード大学とエルゼビア社の調査では「世界のトップ2%の科学者」に選出され、人文社会系の研究領域「Literary Studies」では日本を拠点とする唯一の研究者。
豊富な国際経験とアカデミアの批判的な知見を活かして、多様性・ダイバーシティ推進;多文化共生社会としての日本;相互ケアと他者への想像力;国際性とは何か、国際人になるとはどういうことか、国際交流の捉え直し、教育の国際化などについて検討して、日本社会をどうひらいていくのかを一緒に考えましょう。
経歴
1978年3月 開成学園高校卒業
1979年4月〜1983年3月 早稲田大学法学部 法学士。
1996年6月〜1999年11月 University of Western Sydney, Nepean, School of Cultural Histories and Futures,Ph.D. degree program (Media & Cultural Studies)
2000年4月 Ph.D.学位授与.
職歴
1983年4月〜1993年1月 日本テレビ放送網株式会社
2000年4月〜2004年3月 国際基督教大学教養学部国際関係学科助教授
2004年4月〜2012年9月 早稲田大学国際教養学部准教授・教授(2007年より)
2012年9月〜2020年3月 Monash University, Faculty of Arts, Professor of Media and Cultural Studies & Director, Monash Asia Institute(2019年1月まで)
2020年4月〜2023年10月 関西学院大学社会学部教授
デューク大学、EU大学院、ボローニャ大学、 メルボルン大学、オーストラリア国立大学、シンガポール国立大学、オスロ大学、ハワイ大学、延世大学などで客員教授
多様性・ダイバーシティの推進が企業・組織・社会において叫ばれています。それは果たして何を目的とするのでしょうか。多様性・ダイバーシティの推進の掛け声の中で重要なことが見失われていないでしょうか。いろいろな違いを互いに認めて支え合う、誰もが生きやすい社会の構築に向けて求められることを考えてみましょう。
日本の若者は内向きになっていると言われますが、国際系の学部の人気が高まり、海外の大学に進学したり移住する人も増えています。国際性・国際人・国際交流とは何を意味するのかを検討しながら、海外で学び世界とつながることはどう自分をひらくのか、それは日本での<いまここ>の実践とどう結びつくのかを考えましょう。
高齢化と少子化の中で海外から移住する人たちをより多く受け入れることが求められています。しかし、日本はすでに多文化社会であり、私たちはさまざまな違いをもった人たちと共生しています。この現実にしっかり目を向けて、<他者>とつながり直し共に社会を創っていくために必要な社会的想像力について考えてみましょう。