「女性初の宇宙飛行士」を目指していたが、向井千秋さんの出現で夢はついえるも宇宙に対する興味は深く早稲田大学理工学部に進学。山岳部に誘われ国体の山岳競技に出場、結果2位。そこでクライミングの魅力を知り、自身の可能性を見出す。大学院進学を望む親の反対を押し切って単身で世界を転戦。競技歴わずか3年でアジアのトップに上り詰める。夢を一途に追いかけ、実現させているクライマー。
1978年4月14日愛知県生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。日本人女性初のプロフリークライマー。子供の頃は「女性初の宇宙飛行士」になりたくて、中学生の時に富士山に登り、その時に見た星空が綺麗で宇宙に近づいた感じがして、山が好きになった。大学に入り、ワンダーフォーゲル部に入り山に登るようになった。2000年、友人に誘われて出場した富山国体の山岳競技で2位。自身の可能性を見出した。03年・06年のASIAN X-gamesで優勝。競技歴わずか3年でアジアトップに上りつめた。05年には全米大会で日本人女性初の優勝をした。07年からはフィールドを自然の岩場に移し、高難度の岩に挑戦。08年には日本人女性初の難度V12を達成。しかしその記録では満足できず、2009年秋から女性では前人未到の難度V14の岩に挑み始める。数ミリ単位で指や足の位置を研究し続け、ついに2012年10月に完登。その名を世界に轟かせた。
心が体を作り、体が心を作る。 世界初の記録へ挑戦しに行くにあたって作り上げた心と体を、皆さんにも参考にできる形でお伝えしたい。
夢を叶えるためには、志を持つことが大切だという事。 夢をあきらめかけそうになった時、自分を再度見つめ直して、志と向き合う事が大切です。