私は勝ち負けが重要なプロの将棋界で生きてきました。ですが、子ども達に将棋を伝えていく中で、将棋には勝ち負け以外にも多くの価値があることに気がつきました。自分の頭で考える力、礼儀作法、「負けました」と自ら負けを認める勇気など、将棋にはたくさんの価値が詰まっています。幼い頃から姉妹女流棋士として活躍して学んできたこと、3人の子供を育てている自らの子育て体験、将棋教室で多くのお子さんの成長を見守ってきた経験などから、お話をさせていただきます。
親子で参加できる講演会、考える力を育むワークショップ、楽しい将棋入門教室、プロ棋士による対局デモンストレーションなど、ご希望に応じて企画させていただきます。
1977年 東京都府中市出身
将棋好きの父の下、6歳の頃に2歳下の妹中倉宏美とともに、将棋を始める。
府中市内の将棋道場に通う。
1991年&1992年 女流アマ名人戦で連続優勝
1992年 堀口弘治七段門下で女流育成会に入会
1994年4月 プロデビュー(高校3年生)
1995年 宏美がプロになったことで、将棋界初の姉妹棋士となる。
2002年 妹の中倉宏美女流初段とともに、姉妹棋士として映画「とらばいゆ」のモデルとなる。
(2002年大谷健太郎監督)
2000年4月~2003年3月 NHK杯将棋番組の司会を担当するなど、テレビ将棋番組の司会・聞き手。
2007年5月 日本将棋連盟から、公益社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA)へ移籍。
LPSAでは、事業部を担当。商品開発や、イベントの企画・営業・プロディースなど行う。
2007年 第1回武蔵の国府中けやきカップ開催。企画運営を宏美と担当。以降3月に行う恒例行事に。
「女の子に夢と憧れのある女流棋界をつくること」と「女性への普及」を目標に活動中。
2010年 長男を出産し、三児の母となる。育児に悪戦苦闘する日々の中、対局、普及活動に努める。
2012年 「はじめてのしょうぎセット」WODDY&PUDDY×LPSAコラボ商品を企画販売。
2015年 「はじめてのしょうぎDVD」を出版。企画構成出演を手掛ける。
2015年3月 現役を引退。21年間の現役生活におえ、子供への普及活動を主な活動にしている。
2015年 「はじめてのしょうぎセット」リニューアルにともなう企画担当。
2015年10月 株式会社いつつ設立 代表取締役に就任。
自分の頭で考え、学ぶ力を身につける親子向け講演会。自分で考える力、礼儀作法、「負けました」と自ら負けを認める勇気など将棋の教育的価値についてお話します。親子で楽しめる将棋の話や将棋クイズも満載です。
センター試験が廃止されるなど、大学入試も大きく変化していく昨今、今後はどういった力が子どもたちに必要になっていくのか。将棋の教育的観点から、将棋の勝ち負けだけではない価値を自らの子育て経験や棋士としての体験を通してお話します。
母親と社長と女流棋士の三足のわらじを履き、悪戦苦闘しながらも三人の子育てを楽しんでいる毎日についてお話しします。プロの将棋棋士夫婦の楽しくって役に立つ、子育ての工夫をたっぷりお話します。