26歳で単身渡英。観光ビザで500社以上の就職活動から始め、英国の建築業界に飛び込みました。2001年から12年間建築設計士として働き、その間、ロンドン五輪招致模型、レガシーマスタープラン、グリニッジ公園馬術競技場の現場監理などに携わります。成熟都市ロンドンで開催されたサスティナブル五輪を建築士として経験し、祭りの高揚感を市民として体験しました。その経験から『五輪の競技場は夏祭りの“脇役”でしかない!』という成熟した英国流の考え方に至りました。ユーロ統合からロンドン五輪までの激動の00年代を過ごした私の英国での経験が2020年に向けて動き出している日本の皆様のお役に立てればと思っております。ロンドン五輪の建設現場の様子はもちろんのこと、街中の様子、英国のクリエイティブ、成熟社会の風景などを数多くのスライドと共にご紹介し、東京五輪とこれからの日本に必要なことを皆様と一緒に考えましょう。
2013-現在
山嵜一也建築設計事務所設立(東京)
建築設計、執筆、講演活動など
2015-現在
非常勤講師
女子美術大学 アート・デザイン表現学科
2013/01
日本へ帰国。東京を拠点に設計活動を開始。
12年間の英国生活では4度の解雇を経験する。
2007-2012
WEB型非常勤講師
芝浦工業大学 システム工学部 環境システム学科
2001-2012
アライズ・アンド・モリソン・アーキテクツAllies and Morrison Architects(英国・ロンドン)
建築設計士として勤務
英国内外の数々のプロジェクトに関わる。欧州最大級となるハブ駅、キングスクロスセントパンクラス地下鉄駅(ICE Awards 2010, National Rail Awards 2010受賞) では世界的な構造エンジニア事務所Arup本社内のプロジェクト現場事務所に3年間常駐し、設計現場監理に関わり、竣工させる。ロンドンオリンピックには模型制作場時代の誘致活動のためのマスタープラン模型を作成から始まり、オリンピック後のメインパークと都市の活用法を考えるレガシーマスタープラン、そして世界遺産であるグリニッジ公園を背景とした馬術&近代五種競技会場の現場監理にも関わり、竣工させる。
2001-2003
ヘイクス・アソシエイツHakes Associates Ltd勤務(英国・ロンドン)
建築設計士として勤務
Wycollor Visitor Centreプロジェクト(RIBA Regional Award受賞) 、ロンドン市内の大学 (London Bible College)の音楽堂プロジェクト、英国内の橋プロジェクト(Bristol, Liverpool, Dublin)、西ロンドン市内の住宅改修プロジェクトなどに関わる。
2001/02
単身渡英。観光ビザで500社以上の就職活動をし、ロンドンを拠点に活動開始。
2000-2001
レイモンド建築設計事務所(東京)
建築設計士として勤務
吉祥寺の集合住宅(グローリオ吉祥寺アークス)プロジェクト、千葉県市川学園中学高等学校プロジェクトなどに関わる。
1998 – 2000
芝浦工業大学 大学院 修士課程 都市工学専攻(東京)
1994 – 1998
芝浦工業大学 学士課程 建築学科専攻(東京)
私は2001年から12年間、英国ロンドンで建築設計士として働き、ロンドン五輪に関わり、サスティナブル五輪を建築士として、祭りの高揚感を市民として体験しました。『競技場は夏祭りの“脇役”でしかない!』という成熟した英国流の考え方をスライドと共にご紹介し、東京五輪に必要なことを一緒に考えたいと思います。
観光ビザで500社以上の就職活動。断りのレター59通。働きたくて海を渡った。必要ならば採用され、なければクビ。相手を説得し、自分を納得させる。理解する覚悟。仕事で使える言語は、嫌な思い、悔しい思いでしか身につかない。4度の解雇。そこで体験した英国の建築現場の風景をスライドショーと共にお伝えします。