アウン ティン あうん てぃん
- 在日ビルマロヒンギャ協会 難民部門部長
- アル・ホセイン・インターナショナル・トレーディング株式会社 代表取締役
- 人生/政治・経済・文化
- 1968年5月8日
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- 全国
ロヒンギャの子供たちに明るい未来を
ミャンマーから隣国バングラデシュに逃れているイスラム教徒少数民族ロヒンギャの子供たちは、ミャンマー国軍から乱暴を受けていたり、不衛生な水を飲み、下痢に悩まされたりと、人間らしい当たり前の生活を送ることができていない。
そんな「人が人として扱われていない」状況から、ロヒンギャの子供たちの将来を守るため、子供たちが勉強する学校を設立しようと、親族一丸となって準備を進めている。
ミャンマー西部ラカイン州の少数民族であるロヒンギャは1982年、軍事政権下で国籍を剥奪される。学生時代に民主化運動に参加するも対立と迫害が激化。1989年身の安全を求めて隣国タイに亡命し、その後、マレーシア、サウジアラビアを経て知人を頼って日本に渡る。難民申請と在留特別許可の請求を繰り返し、ようやく群馬県にて安住。2007年に永住権を獲得、2015年には日本国籍を取得。在日ビルマロヒンギャ協会の難民部門部長としてロヒンギャ難民の支援を行いながら、多くの方にロヒンギャ難民の現状を知ってもらうべく各地で講演などを行っている。
ロヒンギャ問題、難民、国際平和
ロヒンギャ難民の問題を通じて国籍、人権、平和、社会貢献、開発援助などについて考え、自分たちの社会について、またこれからの世界との関わり方について考えるきっかけ作りとしてほしいです。